空き家を所有している場合、維持を行って行く場合に費用がかかってきますが、その費用に関しては、少しでも抑えたいものです。
実際、空き家でもライフラインの維持は大切になります。住んでもいない家にどこまで維持費をかける必要があるのでしょうか。
本記事では、そんなライフラインのなかでも大事になる水道契約について、契約や通水は必要なのかや、通水方法について解説いたします。
空き家になっても水道契約や通水は必要なのか
水道契約は、空き家を良好な状態で維持するために必要なライフラインのひとつになります。
空き家は定期的なメンテナンスをおこなわないと劣化するといわれており、そのメンテナンスには水が必要不可欠です。
雑巾を濡らして拭き掃除もそうですが、その掃除のタイミングでトイレに行きたくなったりしたとき、水が出せないとトイレにも行けません。
また、水道契約や通水が必要な理由は掃除だけではなく、水道管の劣化防止も兼ねています。
使われなくなったものはどんどん劣化していくため、錆ついて破損しやすくなります。
これらを回避するためにも、水道契約をしておくことが必要です。
ポイント
中には、水道を解約(水道メーターを外す)してしまう方も見受けられますが、非常におススメ出来ません。水道管の素材などにもよりますが、一気に錆びついてしまったり、配管の損傷などにもつながりかねませんので、水道を通水しておく事をおススメ致します。
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空き家の管理で水道の通水をしないとどうなるのか
通水をしないと建物の劣化や悪臭トラブルが発生します。
排水管や給水管にはトラップがあり、そのトラップに水が溜まると悪臭を防ぐ効果の一つになりますが、水を止めてしまうとそのトラップの水も必然的になくなってしまいます。
トラップの水がなくなると、悪臭が発生し室内にそのにおいが上がってくるでしょう。
トラップでたまった水で防げるのは悪臭だけではなく、害虫からも家を守ってくれます。
ゴキブリやネズミが下水から管を通って室内に侵入し、病原菌などをまき散らしたり、柱などをかじって家の劣化を早めることも考えられるでしょう。
また上述でもあるように、定期的な通水をしていないと水道管が錆るなどして破損し、漏水してしまったら修理代に多額のお金がかかってくる可能性も出てきます。
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空き家の通水方法
通水方法は、まず水道の契約がされていることが大前提のため、まずは開栓の手続きをおこないましょう。
理想の通水頻度は1か月に1回程度、1分以上が理想といわれており、浴槽やトイレ、台所などすべての蛇口をひねる行動も大切です。
この時チェックするポイントとして、蛇口付近から水漏れがないかの確認もしっかりおこなっておきましょう。
とくに冬場は凍結の恐れもあり、設備の破損も考えられます。
給湯器の水抜きもしっかりとおこない、破損個所がないかもしっかりと確認しましょう。
通水するために空き家へ通ったり金銭的にも負担にはなりますが、この頻度やチェックは、空き家の管理をするうえでとても大事になってきます。
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まとめ
空き家を所持するうえで、ライフラインを止めない状態が良好な管理をする方法のひとつになります。
本記事にあるように水を止めてしまうと、悪臭や害虫、破損による漏水の危険があります。
定期的な通水をおこないしっかりと管理していきましょう。
株式会社ふぁみりあ メディア編集部
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