今回は、不動産の相続された場合の相続税に関して、お話しさせて頂きます。前回の実務編⑨ 遺産相続（不動産相続）と同様に、わかりやすく解説してまいります。
結論から言いますと、一般的な方は、相続税を納付しなくても済む方がほとんどです！！
まずは、相続税には基礎控除があるその基礎控除の計算式が下記となります。
3,000万円＋（600万円×相続人の人数）＝（基礎控除額）となります。
例題① 相続人が1名の場合
3,000万円＋（600万円×相続人1名）＝（基礎控除額）3,600万円
※3,600万円以下であれば非課税と言う事になります。
例題② 相続人が2名の場合
3,000万円＋（600万円×相続人2名）＝（基礎控除額）4,200万円
※4,200万円以下であれば非課税と言う事になります。
例題③ 相続人が2名の場合
3,000万円＋（600万円×相続人3名）＝（基礎控除額）4,800万円
※4,800万円以下であれば非課税と言う事になります。
以上が計算式となります。上記の様に、相続人の人数によって基礎控除額（非課税額）は変わってまいります。まずは、相続が発生するか？発生しないのか？大まかでも計算してみましょう。
※基礎控除額を超えてしまう場合、超えた金額に対しての税率・課税となります。
下記に「法定相続人と法定相続分の一覧、相続税の速算表」がございます。
「法定相続人と法定相続分」の一覧に関しては、基本的な例を掲載しておりますが、様々なケースにより異なります。
まとめ
■基本的に、一般的には相続税を納付しなくても済む方がほとんどです。
■相続税には基礎控除（非課税）があるので、その基礎控除内なのか、超えてしまうのか？を確認してみる。
■計算式は、3,000万円＋（600万円×相続人の人数）＝（基礎控除額）となる。
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