今回は、不動産売却時における「不動産会社の選び方」についてお話をしてまいりたいと思います。
不動産の売却どうしよーと思ったら、一般的にはまず、皆様不動産会社に依頼をして不動産売却の為の査定を行うのではないでしょうか？その後に、どのようなポイントで不動産会社をお選びになられますか？不動産会社の選定を間違えると、本来売れる不動産も売れなくなってしまいます！又、大きく損をしてしまう事も！
皆様、もしかして下記のいずれかにて決めていませんか？
①会社の大きさ・規模で決める。
②金額を高く付けてくれる所で決める。
③都合の良い話をしてくれていそうな所に決める。
④何か不動産自体、周囲に問題があっても、リスクのない契約にしますから大丈夫と言われた不動産会社に決める。
上記の①～④で判断をされる方は基本的に間違っていると思って下さい！！その理由は、下記となります。
＜間違っている理由＞
①不動産売却に会社の大きさ・規模は、全く関係無い。
※今やインターネット社会です。会社の大きさ・規模に関係なく、ほとんどの会社がインターネット広告を多用し、インターネット広告からの集客を行い、不動産売却を行っております。その場合、会社の大きさ・規模は関係ございません。本来重視しなければならないポイントは会社の大きさや規模では無く、質です。ここまでインターネット社会・情報化社会になる昔は、一般エンドユーザー様（買主様側）が不動産の市場情報、市場での販売状況、どこでどのような不動産を取り扱っているか？などを調べる術が無く、不動産会社が情報の鍵を握っていた時代であれば、当社は販売力があり！！、などと言う事あったかもしれません。今の時代においては、会社の大きさ・規模は全く関係無く、重要なのは「質」となります。
②金額を高く付けてくれる所で決める。と言う方法は意味がありません。
※如何でしょうか？売主様ご自身が、買主様側目線、不動産を購入される立場に立って考え見て下さい。売主様から見れば高い金額提示をされた方が嬉しいかもしれません、万が一その金額で売れたらと思うかもしれません。しかし、今のこの情報化社会の中で、買主様側も相場、近隣相場などもお調べする事は簡単です！。市場には相場相応の価格帯の不動産から、比較的価格を下げた不動産もあります。その逆に、相場よりも高い不動産もございます。その中で買主様側は選んで行かれると言う事になりますので、結果！相場よりも高い価格設定に関しては、長期戦を前提に、価格を徐々に下げて行く。または、売れ残る可能性が大きくなってしまうリスクなども考慮しなければなりません。
③自分に都合の良い話をしてくれていそうな所に決める。これに関しては全くの無駄です！
※例えば、現在の不動産売買の場合、法改正（宅建業法・民法）なども度々あり、基本的には買主様側を守ると言った内容が非常に多く盛り込まれおります。それは、不動産売却をしたら終わりの売主様よりも、購入してこれからも所有して行く買主様側を重視して守らなければならないと言う観点からとなります。そう言った中で、売却不動産自体、売却不動産の周囲などに問題点がある場合、その問題点を事前にしっかりと説明してくれる不動産会社、本来売主様へ言いずらい事は正直言いたく無いと言うのが本音でございます。なぜならその事をお話しした際に、売主様から怒られる可能性もございます。また嫌われてしまう可能性もございます。しかし、そう言ったリスクを分かっていながら、現実と売主様にしっかりと向き合いお話ししてくれる不動産会社の方が、実は誠実で本当に良い不動産会社ではないでしょうか？
後々問題が出てきた際には、そのリスクを負うのは売主様となります！
④何か不動産自体、周囲に問題があっても、リスクのない契約にしますから大丈夫と言われた不動産会社に決める。非常に危険な不動産会社です！
※例えば、建物に傾きがある、その他何か問題がある場合。危険な不動産会社の場合！良く契約不適合責任免責、瑕疵担保責任免責と契約書に入れてしまえば大丈夫とお話しされる不動産会社は非常に危険です！！その時は大丈夫でも、買主様側が訴えを起こしたりされた場合に、裁判で負ける可能性は大いにございます。安易な不動産会社の大丈夫と言う言葉は危険です。何かあっても不動産会社はリスクを負ってはくれません！責めを負うのは売主様となります！
いずれにしても、良ーく考えて見て下さい。上記①～④は本当に不動産売却時に必要な査定になっておりますでしょうか？本来の不動産査定では無くなっていませんか？
本来の査定は、どのくらいの相場となっており、どのくらいで不動産売却が可能なのか？また、不動産売却を行われる際に、不動産として問題は無いのか？問題があるとすれば何か問題となるのか？そう言った事を総合的に調べ、売主様側にもリスクがある場合には理解してもらい、ご売却を進めると言うのが本来の不動産売却査定となります。上記①～④の場合は査定にはなっておりません！！
売主様から嫌われないように、売主様にとってマイナスとなる点を伏せて、喜びそうな事を言っているたけにしか過ぎません。会社の規模・大きさに関してもそうです。これだけインターネット広告を多様し、同じように販売活動を行って行くのに、会社の規模・大小は関係ありません。ではどの様な点に気を付けて不動産会社を選べば良いのか？
不動産会社を選ぶ場合のポイント
不動産会社選ばれる場合のポイントは下記となります。
①会社の大きさ、規模は関係なく、査定に来た担当者で選ぶべき！！
※これに関しては、非常に難しいかもしれませんが、人を見抜く目が必要になります。例えば、良い事、耳当たりの良い事の話をして来る担当者は基本的にリップサービスが得意で、とにかく売りに出させたいと言う営業マンだと思って下さい。また、近隣の成約事例や書類だけを要点として金額の設定や売却の話をして来る営業マンも信用できません。重要なのは、例えば時間を掛けてでも建物をしっかりと見て歩き、床の傾きは無いか？雨漏りは無いか？時には床下までも見通して問題が無いか？その周りに関しても境界杭は在るのか？越境物は無いのか？などしっかり調べられる営業マンをお選び下さい。また、売主様に怒られる、嫌われる可能性もある中で、重要なポイントを指摘してくれる営業マンは本当に良い営業マンです！！
②不動産会社として、売却を任せた後にどの様に管理をしてくれるのか？その内容で選ぶべき！！
※ほとんどの不動産会社は、現地に看板を付けて終わりと言う状況ではないでしょうか？また成約になるか分からない不動産に手間暇をかけると言った事もされないかと思います。しかし、良く考えて見てく下さい。不動産売却をお任せ頂いたならば、成約に至るまで努力し、ご成約させるのが本来不動産をお預かりした不動産会社の責務ではないでしょうか？また、成約になった際の仲介手数料額を見てみて下さい。現地に看板を設置し、インターネットに広告し、成約になったら仲介手数料を頂くと言うのが不動産会社ではありません。
少しでも見栄えが良いように、現地の雑草に除草剤を散布してみたり、インターネット広告の写真を少しでも良い画像に変えてみたり、木々が越境していたら剪定してみたり、出来る事は沢山あります。そのれがサービスであり、販売して行く為の努力です。会社として、どの様にしてくれるのか？も非常に大事ではないでしょうか？
追加・補足
※中々「囲い込み」と言う言葉を耳にされる事は無いかもしれませんが、しかし不動産業界では非常に良く耳にする言葉です。本来、他の不動産会社と情報の共有を行い、ご成約を第一に考え販売活動を行って行かなければなりませんが、そうでは無い
違法な不動産会社も多く存在致します。それが「囲い込み」です。下記に詳細のリンクがございますので、クリックして見て下さい。仮に「囲い込み」に合ってしまうと売主様にとっては損しかございません。
※中堅クラスの不動産会社～不動産会社が大きくなればなるほどこのリスクは高くなります。
「不動産の囲い込み記事」
※この他にも「不動産の囲い込み」で検索して頂くと沢山ございます。
まとめ
ただ、その選定を間違えると、後々大変な思い、リスクを背負くのは売主様になってしまいます。不動産会社はリスクを負う事ございませんので、不動産売却時の不動産会社選び、その初動が売主様にとっての重要なポイントとなってまいります。
私たち株式会社ふぁみりあは、不動産売却専門会社として、宮城県全域にて、仙台市を中心に不動産売却専門会社として「不動産売却・不動産買取」に特化！！した事業を展開させて頂いております。
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