今回は、任意売却に関する中で、単純売却制度と言う事についてお話をして行きたいと思います。
本来の弁護士や債権者が行う任意売却を進めるうえでも、売主の立場からすると、弁護士や債権者主導ででは無く、売主様ご自身が主導で、尚且つ少しでもお手元に資金を残したい！、少しでも不動産を高く売りたい！とお考えされるのではないでしょうか？
しかし、任意売却は期間に制限があることも多く、売却まで時間がかからないことを理由に不動産会社が通常相場よりも安い価格で購入する場合が多いです。
そのため、売主が希望する価格で売却できない可能性も高いでしょう。
そこで、この記事では任意売却のなかでも比較的高値で売却できる単純売却について解説します。
単純売却の制度に関する概要と売却価格の特徴とは
単純売却とは任意売却の1つですがただし、通常の不動産売却と大きな違いはありません。
単純売却とは、不動産会社を通じて不動産ポータルサイトに公開して反響を獲得し、内覧をしてもらうことで買い手を見つける手法です。
買い手が見つかれば売買契約を締結し、売主の引渡し準備と買主の資金準備が整い次第決済をおこないます。
その後、代金の受領と抵当権抹消と同時に所有権が移転します。
一般的な不動産売却と違う点としては、債権者の許可を得ることで、債務額より売却金額が低くても売却ができる点です。
不動産業者による買取に比べ、売却価格が高くなる傾向にあり、残債を多く減らせる可能性が上がります。
単純売却のメリットと債権者に対する債務義務とは
単純売却のメリットは、先述の通り、他の任意売却方法よりも高値で売却できる点です。
通常、不動産買取業者が買取をする売却方法では相場よりも安くなりますが、一般消費者が買い手であれば比較的高値での売却が可能です。
そのため、少しでも高く売却したい場合は単純売却を選択するのがおすすめでしょう。
また、単純売却は任意売却の一種なので、ローン残債のほうが売却額よりも高い状況であっても、売却ができます。
ただし、残債が残る場合の売却は債権者全員の合意を得る必要があります。
また、差額の債務については支払いを免除されるわけではありません。
一般消費者への売却ができれば、相場に近い金額で売却できることが、単純売却の最大のメリットではないでしょうか。
単純売却時の売却期間と内見に関する注意点とは
単純売却は一般消費者をターゲットとするため、売却期間がどのくらいになるのか読めません。そのため、不動産業者による買取のように、短期間での決済が難しい可能性もある事を認識しておきましょう。
また、物件の状態が悪いと一般消費者は購入を見送る可能性が高くなるため、内覧時は、お部屋をきれいにしておくことも重要です。
まとめ
単純売却について、メリットや注意点を解説しました。
単純売却を選択することで高値で売却でき、債務額を大きく減らすことができる可能性が高くなります。
任意売却をする際には単純売却の注意点を含めてしっかり検討し、問題なければ単純売却を選択しましょう。
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