老後の年金生活になってから、ローンを抱えるのは非常に負担が大きいですね。
そんな中近年、不動産を担保とした融資、リバースモーゲージが注目されています。
リバースモーゲージローンとはどのような商品なのでしょうかをご説明して行きます。
不動産担保融資 リバースモーゲージローンとは?
リバースモーゲージローンとは、「高齢者を対象」としたローンです。
自宅を担保にして一括または年金形式の分割で融資を受け、契約者の死亡後に返済します。
その際の返済方法として“現金一括”もしくは“自宅の売却”かを選べます。
契約者は利息だけを返済すればよいため、ローン返済額について負担を感じることなく老後生活を送れるでしょう。
融資の用途も基本的に自由なので、「老後の生活資金」や「医療費」、「介護費用」「子どもへの生前贈与」、「ローン残債の支払い」などに充てることができます。
また、定年以降に住宅ローンが残っている際にも“住宅ローンからリバースモーゲージローンへの借り換え”を検討するケースが増えています。
リバースモーゲージローンのメリット:最期まで不動産に住める!
①利息のみの支払いでよいということでしょう。老後生活においての支出を減らせるので、年金生活者にとっても負担にならないローンです。
②元金の返済は死亡後なので、自宅に死亡するまで住み続けられるという点。
③配偶者がいる場合、契約者死亡後も配偶者に引き継げる金融機関が多く、残された配偶者が住居を失う心配もありません。
(ローンや残債は残りますので、引き継いだ配偶者や相続人に残債等も引継ぎとなります。)
リバースモーゲージローンのデメリット・一括返済リスクに注意!
①通常、一般の住宅ローンは、ご所有者様がお亡くなりになった場合、団体信用生命保険にてご自宅の残債が全額保険より完済となりますが、リバースモーゲージローンは対象外となり、団体信用生命保険(団信)には加入できません。
②どんな物件でも利用できるわけでは無く、融資先が最終的に不動産を所有し売却する場合の物件担保の審査に合格する必要があります。
③事業となる為、必ず融資先が儲かる仕組みとなっている。
④融資額は、通常に不動産売却を行った場合の売却金額よりも大幅に低くなる。
(基本的な目安は土地としての売却金額が目安となり、売却した場合の金額の50%~60%となります。)
⑤融資先の査定評価は申し込み時だけでなく定期的におこなわれるため、不動産価値が下落すると途中返済が必要になる可能性もある。
⑥お借入れされる際の金利も変動金利であるため、月々の金利返済額が変わりやすい。
以上が、大まかなデメリットとなりますが、ほとんどの場合は最終的に融資先に不動産を提供して返済すると言う形がほとんどとなります。
「不動産を単純に不動産売却した方が手残りも、後々の相続人に対しても良い結果となります!!」
まとめ
あくまでも「高齢者を対象としたローン」リバースモーゲージのメリットやデメリットについて解説しました。
「子どもに財産を残さない!!」「自分が亡くなったら不動産を持って行かれてもいい」「今お金がすぐに入るなら、市場価格よりも大幅に安くなったとしても、不動産売却を行いたい」と言う方向けの商品かと思いますが「通常の売却金額よりも大幅に安くなるのは嫌だ」「後々どうなるかわからないけど財産を残しておきたい」など、お考えの方には向きません!!
融資先も、事業ですので回収が早い、尚且つ利息も見込める、更には不動産を売却した際に利益も生む、一石三鳥を前提としたリバースモーゲージを高齢者に絞って対象としているわけです。
単純に、担保型フリーローンとお考え頂けますとイメージは付きやすいかと思います。
私たち株式会社ふぁみりあは、不動産売却専門会社として、仙台市を中心に不動産売却に特化しております。
不動産のプロフェッショナルとして、お客様のニーズに真摯にお応えいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
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